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呉介民『同盟から決別へ グローバル資本主義下の台湾企業と中国』刊行記念セミナー
3月27日に東京大学本郷キャンパスで
「中国ファクター論」や近年の「シリコンシールド論Ver2.0」で台湾の中国研究、中台関係論をリードしてきた政治社会学者・呉介民氏(中央研究院社会学研究所)。
氏が、四半世紀以上にわたる中国研究の集大成として出版した『尋租中國:台商、廣東模式與全球資本主義』(國立臺灣大學出版中心、2019年)は台湾で複数の賞を受賞し、その英訳版Rival Partners(Harvard University Press,2022)も、米国社会学会より2023年「国際研究者によるグローバルおよびトランスナショナル社会学最優秀書籍賞」を受賞するなど、国際的に高い評価を得ています。
この大作の待望の邦訳が、昨年秋に『同盟から決別へ グローバル資本主義下の台湾企業と中国』(日野みどり訳、三元社、610頁)として出版されました。これを記念して、呉氏をお招きし、ブックセミナーを開催します。同書の概要、刊行後の反響、近年の中国および中台関係についてご報告いただき、中国研究および台湾研究の視点からのコメントを交え、活発な議論を行いたいと思います。ぜひご参加ください。
日時:2025年3月27日(木曜)15:00-17:00
場所:東京大学赤門総合研究棟センター会議室549室(会場定員50名。)
参加に際し、事前予約は不要ですが、会場準備の都合や急な変更に備え、こちらから参加登録をいただけますと幸いです。 https://forms.gle/t6zaCEvPdBSAQCpM8
使用言語:原則として中国語(質疑応答は英語等でも受け付けます)
スケジュール(一部変更の可能性あり)
- 呉介民氏による講演(50分)
- 中国研究からのコメント:伊藤亜聖 (東京大学)
- 台湾研究からのショートコメント:川上桃子(神奈川大学経済学部)
- 質疑応答、会場討論
共催:日本台湾学会定例研究会(東京)、東京大学社会科学研究所中国学イニシアティブ
連絡先:川上桃子(神奈川大学) Email: m-kawakami@kanagawa-u.ac.jp