「中国学.com」は、笹川平和財団日中友好基金からの受託研究プロジェクトとして東京大学社会科学研究所が2023年度から開始した「中国学イニシアティブ」（研究代表者・丸川知雄東京大学社会科学研究所教授）が運営しています。

　中国学イニシアティブの前身は東京大学現代中国研究拠点（2022年度は東京大学グローバル中国研究拠点）です。これは2007年度から大学共同利用機関法人人間文化研究機構の現代中国地域研究推進事業の一環として、東京大学に設置されました。この拠点は2007年度からの第1期、2012年度からの第2期と、それぞれ5年間ずつ存続し、さらに2017年度からの6年間は東京大学の学内資金によって運営されました。

　あしかけ16年間の拠点の時代には4～6の研究部会が設置され、それぞれが研究を進めて成果を書籍や論文として公刊しました。そのうち書籍の形になったものは、本ウェブサイトの「研究リソース・成果」の中の「書籍」と「研究シリーズ」に掲載しております。

　中国学イニシアティブとして再スタートを切ってからは、研究部会を設置しての研究活動を続ける一方で、日本の中国研究の成果の対外発信にも力を入れることとし、現代中国の現状を誰にでもわかりやすく解説することを目的として中国学.comを始めました。コロナ禍の長いトンネルを抜け、2023年になってから日本と中国の間の往来が再び活発化しております。中国学.comをつうじて中国と中国学のいまをお届けします。